精神病者と人権

刑事弁護

精神疾患と刑事事件

今回は、精神疾患に罹患している者が刑事事件を犯したときの法律関係を取り上げます。  精神疾患で代表的なものは、統合失調症です。 精神疾患が原因で事件が起きたとき処罰されるかされないか  刑法39条1項は「心神喪失者の行為...
精神病者と人権

精神科病院と入院の課題

-精神疾患患者の入院の難しさ- 病気にかかったとき、その人は、自分の身体の異変に気づき自ら医者のもとに出向いて診察をうけ、お医者さんと相談のうえ入院が必要だと自ら判断して病院に入院します。患者本人の意思が十分に尊重されるのが一般的です。 ...
精神病者と人権

医療保護入院の濫用

精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(以下、「精神保健福祉法」といいます。)第33条は医療保護入院について定めています。要点は、指定医による診察の結果、精神障害者であり、かつ、医療の保護のために入院の必要がある者であり、その者が自分の意...
精神病者と人権

精神科病院と退院請求(経験交流会)

わが国では精神障害者の精神科病院への入院期間が極めて長期化しており、人権問題として解決しなければならない大きな課題となっています。比較すると癌患者及びその家族の絶望は大きいですが、それに勝るとも劣らないものとして精神障害者及びその家族は蒙...
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