古今和歌集

古今和歌集の現代性

恋歌一(548)秋の田の穂の上を照らす稲妻の光の間にも我や忘るる秋の田のいねほのほの上を照らす稲妻の光っている一瞬間の間も、私はあなたを忘れようか、忘れはしない ※ 古今和歌集が編纂されたのは、西暦905年で、今から約1100年前の...
原発問題

原子力発電所の運転期間延長と使用済み核燃料の審査

現在、政府は「脱炭素社会の実現に向けた電気供給体制の確立を図るための電気事業法等の一部を改正する法律」を国会に提案し審議されていますので、今回はこの問題を取り上げます。この法律の目的は原子力発電所の運転期間の延長(40年+20年=60年を...
心に残る新聞記事

ある少年の決意と矛盾

数十年前の新聞にこういう記事が出ました。年少の小学生の2人のA君とB君が、先生の前であることで決着をつける行動をした一部始終を報道したものでした。まだ年少の少年の間のできごとですから、新聞で報道したのもどうかと思いました。しかし、敢えて新...
民法

成年後見制度、特に補助制度の問題

民法は、成年後見制度として、成年後見と保佐と補助の3つを用意しています。成年後見は「精神の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者」、保佐は「精神の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分である者」、補助は「精神の障害により事理を弁識する能力が不十分である者」について、本人、配偶者、四親等以内の親族等の請求によって家庭裁判所が審判で決め、後見人、保佐人、補助人を選ぶ制度です。
仏教

大乗起信論の矛盾

今回の話は少し難しいです。なぜ難しいかというと、先ず、話をする私自身が大乗起信論のいいたいことを正確に理解していない可能性があることです。次に話す言葉が日常的にわかりやすい言葉に言い換えて話せないからです。第三にこの本がもともと難しいことをいっているからかも知れません。これらを前提として話を聞いてください。
会社法

アメリカ会社法の学習の驚き

私は48歳のころ、アメリカのウイスコンシン大学の夏期短期アメリカ法入門セミナーに50日ほど参加したことがあります。憲法、民事訴訟法、独占禁止法、会社法などの初歩を教授が講義してくれました。それら講義で一番衝撃を受けたのは会社法の講義でした。
今昔物語

「仙人が女人を背負って山を降る」話は何を伝えているか

先回、「仙人が女人を背負って山を降りる」というお話をブログに上げました。 すると、ブログ管理者から「だからどうだというのか。」という質問があり、私はコメントを書くともともとのお話のニュアンス、ふくらみが損なわれてしまうと答えました。しかし、考え直して、私がどうしてこの話をブログで紹介したか、説明します。
今昔物語

仙人が女人を背負って山を降る

今昔物語巻第五の「一角仙人、女人を負うて山より王城に来たる語」という話があります(今昔物語集8 池上洵一 訳注 東洋文庫刊 269頁)。本当のところは、訳文をそのまま転載するのがいいですが、著作権法の定め(30条1項1号に該当)に違反する可能性がありますので、要旨をお話します。
精神病者と人権

精神科病院と退院請求(経験交流会)

わが国では精神障害者の精神科病院への入院期間が極めて長期化しており、人権問題として解決しなければならない大きな課題となっています。比較すると癌患者及びその家族の絶望は大きいですが、それに勝るとも劣らないものとして精神障害者及びその家族は蒙...
民事訴訟

アメリカ民訴とディスカバリー

アメリカの民事訴訟法がディスカバリーという制度を持つが故にもたらすアメリカの民事訴訟と日本の民事訴訟の大きな違いをここでは見ていきます
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