民法

成年後見制度、特に補助制度の問題

民法は、成年後見制度として、成年後見と保佐と補助の3つを用意しています。成年後見は「精神の障害により事理を弁識する能力を欠く常況にある者」、保佐は「精神の障害により事理を弁識する能力が著しく不十分である者」、補助は「精神の障害により事理を弁識する能力が不十分である者」について、本人、配偶者、四親等以内の親族等の請求によって家庭裁判所が審判で決め、後見人、保佐人、補助人を選ぶ制度です。
仏教

大乗起信論の矛盾

今回の話は少し難しいです。なぜ難しいかというと、先ず、話をする私自身が大乗起信論のいいたいことを正確に理解していない可能性があることです。次に話す言葉が日常的にわかりやすい言葉に言い換えて話せないからです。第三にこの本がもともと難しいことをいっているからかも知れません。これらを前提として話を聞いてください。
会社法

アメリカ会社法の学習の驚き

私は48歳のころ、アメリカのウイスコンシン大学の夏期短期アメリカ法入門セミナーに50日ほど参加したことがあります。憲法、民事訴訟法、独占禁止法、会社法などの初歩を教授が講義してくれました。それら講義で一番衝撃を受けたのは会社法の講義でした。
今昔物語

「仙人が女人を背負って山を降る」話は何を伝えているか

先回、「仙人が女人を背負って山を降りる」というお話をブログに上げました。 すると、ブログ管理者から「だからどうだというのか。」という質問があり、私はコメントを書くともともとのお話のニュアンス、ふくらみが損なわれてしまうと答えました。しかし、考え直して、私がどうしてこの話をブログで紹介したか、説明します。
今昔物語

仙人が女人を背負って山を降る

今昔物語巻第五の「一角仙人、女人を負うて山より王城に来たる語」という話があります(今昔物語集8 池上洵一 訳注 東洋文庫刊 269頁)。本当のところは、訳文をそのまま転載するのがいいですが、著作権法の定め(30条1項1号に該当)に違反する可能性がありますので、要旨をお話します。
精神病者と人権

精神科病院と退院請求(経験交流会)

わが国では精神障害者の精神科病院への入院期間が極めて長期化しており、人権問題として解決しなければならない大きな課題となっています。比較すると癌患者及びその家族の絶望は大きいですが、それに勝るとも劣らないものとして精神障害者及びその家族は蒙...
民事訴訟

アメリカ民訴とディスカバリー

アメリカの民事訴訟法がディスカバリーという制度を持つが故にもたらすアメリカの民事訴訟と日本の民事訴訟の大きな違いをここでは見ていきます
思想家

丸山真男そして守屋さん

戦後のいろいろな思想家のなかで、私が一番影響力のあった思想家は誰かといえば私は丸山真男と思っています。
私の夢

東京の秘密の小屋・部屋

学生時代に住んでいた下宿の大家さんに賃料を払ってないという夢をたまに見ます。実際は払っているのですが夢の中ではいつも家賃滞納でどうしようか悩む夢を見るのは不思議なものです。仮に、賃料が当時の相場で一ヶ月あたり2万円としても、延滞額は多額となります。50年であれば、2万円×12ヶ月×50年=1200万円に上りますのでびっくりするのです。
刑事弁護

責任能力の弁護のあり方

責任能力の弁護のあり方について刑事事件の裁判員裁判の研修としての模擬の裁判に参加して私が感じたことになります。
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